部分日食

4月20日に、部分日食がありましたね。

とはいっても、那覇や小笠原だけが

それとわかるくらいの欠け具合だったので、

日本で見られる天体ショーとしては、

盛り上がりに欠けたかもしれません。

 

この時は、オーストラリアの一部の地域と、

東ティモールインドネシアで見ることができました。

 

実は今回起こった日食は、まれに起こる種類のもので、

金環皆既日食という名称がつけられています。

 

金環皆既日食とは、

金環日食から皆既日食へ変化する現象のことを指していて、

一度に見られるのは、10年に1度といわれています。

 

ちなみに、日食は、月が太陽と地球の間を横切る際に起こる天体現象です。

金環日食とは、太陽よりも月が少しだけ小さく見える際に起こる現象の名称で、

よく「指輪」に例えられます。

皆既日食は、太陽と月がほぼ同じ大きさで見える際に起こる現象の名称で、

太陽のコロナを観察することができます。

 

日食は平均すると、1年に2.2回起こっているそうです。

 

なお、2030年6月1日に起こる日食は、

ほぼ全国で部分日食となり、

北海道の多くの地域では、金環日食となります。

 

観察する際は、サングラスや色付き下敷きなどを通して見ずに、

日食グラスや遮光板を使いましょう。