今月5日、台風4号(アイレー)が、
その日のうちに、温帯低気圧へと変わりました。
そのため、台風という扱いであれば表示されるはずの
予報円や進路図が、表示されなくなりました。
温帯低気圧の発生は、
前線ができやすくなるという特徴を持っています。
今回、強風による被害は少なかったものの、
九州地方を中心に大雨となり、
冠水や土砂崩れが発生しました。
夏の台風の特徴は、
速度が遅いことと、
太平洋高気圧によって、
明確な進路が定まりにくいことにあります。
夏は、海や川でのレジャーに人が集中しやすくなります。
台風が去っても、
河川の急激な増水が起こる可能性があるということも
覚えておきましょう。
また、現在地から離れている場所にあるからといっても、
海では、高波やうねりが発生しています。
現地での判断だけでなく、
台風の発生情報や進路状況などは、
海に出かける前にかならずチェックしましょう。
また陸上におけるプールも、安心はできません。
ごくまれなことではありますが、
水面への落雷が発生することもあります。
雲行きが怪しい、雨予報が出ているなどの、
常と異なる気象情報を耳にしたら、
水辺への外出を今一度見直してみましょう。